県立金沢文庫

97年9月15日
98年5月31日改訂


雨が降っていて鬱陶しい祝日、金沢文庫に行ってきました。「金沢文庫」と言っても駅では無く、「県立金沢文庫」博物館です。近辺で道を尋ねる時に、ただ「金沢文庫」と言うと、たいてい駅までの道順を教えてもらえるので、ご注意。

金沢文庫はもともと、北条実時が作った私設図書館です。昭和5年に称名寺境内に復興された後、平成2年に北条実時が作った場所に建てかえられました。

金沢文庫外観。付近の雰囲気にマッチした現代的ながら美しい建物です。称名寺はこの写真の山の向こうにあり、短いトンネルで結ばれています。実時が称名寺と離れた場所に建てたのは、寺が災害にあっても、文庫の資料を守るためです。

エントランスホールです。現在の金沢文庫は県立の博物館であり、収蔵する文化財の保存や展示、講座等の事業を行っています。

吹抜展示室では弥勒菩薩立像・弥勒来迎図・弥勒浄土図の複製が展示されています。

2階の展示室では文庫収蔵の資料の展示が行われます。展示はテーマ展・特別展により、年に数回内容を入れ替えています。行った時はテーマ展「古絵図と古地図」が行われていました。金沢文庫に収蔵されている資料は膨大な量があるので、テーマ展が行われている時に見ないと、その後しばらく見る機会が無いので注意してください。

なお、館内はストロボ・フラッシュを使わなければ写真撮影可です。

2階の休憩コーナー。向こうの入口が図書閲覧室です。図書やマイクロフィルムの閲覧ができます。図書は開架式で自由に読むことができます。

雨の称名寺は訪れる人も無く、とても静かでした。

「歴史はちょっと苦手で・・」と言う人でも、展示量もそれほど多くないし、一度訪問してみたら面白いところです。その時々のテーマ展に沿って資料が展示されているので、とてもわかりやすく見ることができます。


データ

詳しくは神奈川県立金沢文庫のホームページをご覧ください。

交通

京浜急行金沢文庫駅から徒歩12分。東口から国道を渡って右折、すぐの金沢文庫バス停を左折、坂を上がって行きます。しばらく行くと左側に称名寺の赤門が有りますので、そこをくぐって称名寺境内にから行けます。何個所か小さな看板が出ています。または、金沢文庫駅東口より柴町行きバス乗車称名寺下車すぐ。

シーサイドライン海の公園南口、海の公園柴口どちらからも徒歩10分。

開館時間

午前9時から午後4時30分。(入館は午後4時まで)

休館日

月曜、祝日の翌日、年末年始、展示替等による臨時休館有

観覧料

    20才以上
            250円
    20才未満および学生
            150円
    高校生以下、65才以上もしくは障害者手帳・母子福祉手帳等をお持ちの方
            無料

問い合わせ

045(701)9069


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