マリーンシャトル号全景
９８年８月１４日
山下公園の氷川丸の隣に横浜港観光船の乗り場があります。ここは横浜駅やみなとみらいに行くシーバスの乗り場にもなっています。今までシーバスは何度も乗ったことがあったのですが、横浜港を一周する観光船に初めて乗ってみました。
現在、観光船はマリーンルージュ号とマリーンシャトル号の２隻の船が就航しています。時間は港内一周の４０分コース、港の外に出る６０分コース、更に本牧沖まで進む９０、１２０分コースになっています。今回はマリーンシャトル号の６０分コースに乗りました。
現地の切符売場で切符を購入します。３０分前から販売するようです。
２階にビューシート（室内で、ちゃんとしたシートになっています。冷房完備）、３階にオープンデッキがあります。真夏の暑い日でしたが、迷わずオープンデッキを選びました。潮風に吹かれたり、右や左の景色を見るのにはオープンデッキが最適です。前方を見るには２階の方が適しているでしょう。
マリーンシャトル号全景
港を出ると左手に大黒埠頭を見ながらベイブリッジに向かいます。大黒埠頭では大きな船が泊まっていました。この船には自動車が積み込まれるそうです。ベイブリッジを過ぎると右に本牧埠頭が見えてきます。ベイブリッジの下には赤灯台、白灯台があります。外から港を見て右側が赤灯台、左側が白灯台です。また、ベイブリッジは将来下に国道３５７号線が通れるような構造になっているそうです。
大黒埠頭での自動車運搬船
（左）ベイブリッジを下から眺める
（右）ベイブリッジの先にある白灯台。奥は本牧埠頭
４つある本牧埠頭の先端にはシンボルタワーと灯台があります。この灯台を越えると横浜港の外に出ます。シンボルタワーは横浜港を望む穴場的な存在ですが、港に入ってくる船に対しての指示を出す大事な役目をしています。今日は「Ｆ」の字が点滅していましたが、これは「free」の意味で、ある規模以下の船は制限無しに港に入れる状態を示しているということです。
外洋（と言っても東京湾の中ですが）にでると、船はしばし航海します。海からの風は意外なほど冷たく感じました。オープンデッキではお菓子、ジュース、ビール等を売っています。
右が白灯台、左奥がシンボルタワー
船は右手に扇島を見て、今度はつばさ橋をくぐります。近くから見上げるととても美しい形をしているのがわかります。
鶴見つばさ橋
このあたりで変った建物を見ることができます。屋根が美しい曲面を持っている建物はゴミ焼却場だそうです。高い煙突のあるのは東京電力の発電所です。コンクリートの２本の煙突は新しくできたもので、２００ｍ以上の高さを持ち、ランドマークタワーに次いで市内２番目の高さの建築物だそうです。また、コンテナを運び上げるクレーンが大黒埠頭にも何基かあります。これらはその形から「赤いきりん」と呼ばれています。
（左）ゴミ焼却場
（右）火力発電所
「赤いきりん」後方左はつばさ橋
クルーズも終わりに近づきました。横浜港の内側にある赤灯台は、横浜港の灯台の中で一番古く、明治２９年から使われているそうです。現在は無人で操作されていますが、１００年以上も港に入る船を安全に導いています。岸の方に目をやると、みなとみらい地区の高層ビルが夕日を浴びて美しいシルエットに見えます。また何年かしたら、このあたりはもっと発展するのでしょう。
（左）最古の灯台
（右）みなとみらいのシルエット
１時間の船旅でしたが、とても満足しました。新しいものと古いものが混ざる横浜港が改めてとても新鮮に感じました。
※１９９８年８月現在運行時刻です。最新のスケジュール、料金は（株）ポートサービスのホームページでご確認ください。
マリーンルージュクルーズ（２５００円）
１１：００（９０分）
１３：３０（９０分）
１６：００（９０分）
１９：００（１２０分）
マリーンシャトルクルーズ（４０分：９００円、６０分：１４００円、９０分：２０００円）
平日
１０：２０（６０分）
１２：２０（６０分）
１４：２０（６０分）
１５：４０（４０分）
１６：５０（６０分）
１８：３０（９０分）
土休日
１０：２０（６０分）
１１：４０（６０分）
１３：００（６０分）
１４：２０（６０分）
１５：４０（４０分）
１６：４０（４０分）
１７：３０（４０分）
１８：３０（９０分）
団体輸送、天候、季節により、運行時刻が変更になる場合が有りますので、
必ず時刻をご確認ください。
また、部屋や船の貸し切りによるパーティーもできます。
問い合わせ：（株）ポートサービス 045-661-0347